背景
2008
「メトロポリスで会いましょう」
Art Center Ongoing / 東京
山本 篤×柴田 祐輔
Installation
作家 山本篤との二人展。空間全体のインスタレーションを担当。ギャラリーの床にタイルカーペットを敷き詰め、すべての窓ガラスに乳半色のアクリルを入れ、その外側に蛍光灯を設置。常に室内が照らされている状態を作り出した。以前、建築現場で働いていたことがあり、その時の経験が大きく影響している。コンクリートの打ちっぱなしの空間にしきりが立てられ、壁紙が貼られ、床材が敷き詰められ、照明が取り付けられる。あっという間に、それらの表面が現場をオフィス空間にしたり、店舗や住宅へとするりとシフトさせる。その表面の圧倒的な強制力、その強度に愕然とした。ああ、私達は表面に囲まれ、照明に照らされていたんだと。当たり前の事実に、疑えなかった私達の室内空間の背景に対してのアプローチとしての作品。
窓の外に直管蛍光灯(HF32W)×20本、乳半アクリル板、タイルカーペット 500×500(mm)×150、丸形蛍光灯、木目調クッションフロア、石畳調クッションフロア
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